Suniquersとは悪ふざけの事であり、調和を乱す、社会に望まれる事のない不要なモノ達の事である。

不要であるがゆえに彼らは望まれる事を望まず。独自の進化と深化を遂げた。人は彼らをSuniquersと呼び忌み嫌い、時に遠くから眺めるのである。

そんな彼らも稀に社会にとって貢献を果たす事がある。それは意図的に行われるものではなく、常に偶発的に引き起こされるものである。社会は、はみ出したモノからの偶発的な幸運を享受する代わりに、彼らの脅威を甘んじて受け入れてきた。

その絶妙なバランスが大きく崩れる時がある。人は社会が大きく混乱した時に心の拠り所となるものを求める。そんな時、Suniquersが偶然に引き起こす幸運が奇跡と信じられ、彼らが真のリーダーとして崇められ、彼らが望まれるモノとなった時、社会は大きく変貌を遂げる。

その時求められるSuniquersは多様である。ある時はフサフサを見付けては悦に入るSuniquersが求められ、ある時は、酸っぱい果実を齧ると皺を寄せて変色するSuniquersが求められる事もある。

何れにしても、どのSuniquersがリーダーとして選ばれるかによって、社会は現状を逸脱し、大きく変貌するのである。

そのSuniquersによって、大きく変貌を遂げた社会がこれだ！‥みたいのをやりたい。

「Suniquersに依り変えられた世界」